生活の基盤を守り、
大地に足跡を残す仕事

M.Sさん

入社年2012年
勤務地大阪支店
所属大阪支店 営業一課
※掲載内容は取材当時(2023年12月)のものです。

私の仕事

社会の役に立っていることを
実感する日々
私は現在、大阪支店の営業一課に所属し、道路や河川、防災に関連する土木資材の提案営業などを行っています。具体的には、官公庁や販売店に製品のPRをしたり、設計コンサルタントが公共工事の設計図面を描く際に弊社の製品を使って描いてもらえるようにする”折り込み活動”を行ったり、現場の施工業者に製品の使い方や工法の説明をしたりなど、幅広い業務が含まれています。弊社の製品はいずれも、私たちが安心して生活していくための基盤を守るものです。営業をする上でも大きなやりがいを感じています。

私は兵庫県を担当していますが、たとえば、2018年の台風21号の時、同県で道が半分ほど崩れてしまった場所がありました。その時私は、弊社の製品によって道路を復旧するために、製品の提案から、一部設計のお手伝い、工事発注から製品の組み立てといったところまで、工事のほぼ全行程に携わりました。1年くらいかかってようやく工事が完成し、これまで通れなかった道が通れるようになった時は、自分の仕事が社会の役に立っていることを直接的に実感できました。工事に携われてよかったと、強く思ったことをよく覚えています。

やりがいを感じるとき

就活中に東日本大震災が発生し、
気持ちが固まる
私は、大学は経済学部の出身で、学生時代、土木分野については一切知ることはありませんでした。それでも就職活動をする中で、環境問題に携わる仕事がしたいという気持ちが漠然ながら出てきて、前田工繊を受けることにしました。そして、ちょうどその一次面接が終わり、最終面接を待つ間のことでした。東日本大震災が起きたのです。その被害の大きさに衝撃を受け、前田工繊はこのような状況において役に立てる会社なんだということを改めて思い、この会社に入ろうと気持ちを固めました。

入社したころは、土木のドの字も知らなくて、お客様と話していても言葉が一切理解できないような状態でした。それでも、この会社は先輩方に相談しやすい雰囲気があり、しっかりサポートして育ててくれる風土があるので、徐々に必要な知識を身に付けていくことができました。入社して初めて自分が担当したのは、とある民間工事において当社の補強土壁工法を採用していただいた案件で、完成までに1年以上かかりました。毎週のように打ち合わせに行き、途中先輩や上司の力を借りることも多々ありましたが、無事工事が終わった時には、本当に大きな達成感を得ることができ、いまもその時の感激は忘れられません。

今後の目標・挑戦

大地に足跡を
残せる仕事
入社してすでに10年が過ぎました。知識も増え、提案の際の引き出しも増え、それなりに成長したとは思います。ただそれでも、学ぶべきことはいまも無数にあり、むしろ最近、設計の基本に立ち返って根本から理解を深めるべく、勉強を重ねています。お客様がどうしていいかわからない、何をどう問い合わせていいかわからない、というようなときに、的確な提案ができるようにもっと力をつけていきたいと思っています。

この仕事の魅力として一番に思うのは、私たちが生活する大地に足跡を残すことが出来る仕事だということです。自社の製品が使われている道路を通る時などには、いつもそのことを感じます。今後さらに広く前田工繊について知ってもらい、全国各地で製品を使ってもらえるよう、ますます努力していきたいです。社会に貢献できる、本当にやりがいのある仕事なので、興味ある方は是非、さらに調べてみてください。
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