サポートし合い、
ともに考える支店を作る

Y.Kさん

入社年1997年
所属札幌支店
※掲載内容は取材当時(2023年12月)のものです。

私の仕事

支店長として
やるべきこととは
私は現在、札幌支店で支店長を任されています。支店長としての一番の仕事は、支店の目標や中期ビジョンを示し、社員の方向性を一致させ、組織のベクトルを合わせることです。そのために支店全体の状況把握に努めるとともに、私自身、売上目標を達成するために、新規事業やプロジェクトの発掘を行っています。また、長期的な視点に立って、社員の人材育成をすることも、支店長としての大切な仕事だと考えて取り組んでいます。
 
新規事業やプロジェクトの発掘という点について、私が行っていることを少し詳しく説明すると、北海道全域の土木事業において、弊社の製品を従来とは異なる分野で使ってもらえる機会などを発掘することが中心になります。最近携わっているプロジェクトの例を挙げると、1つには北海道新幹線を函館から札幌まで延伸するという工事があり、他には風力発電の装置を建てる事業もあります。そうした中で、主に補強土や排水に関する分野で弊社の製品を活かしてもらうべく動いています。とりわけいまは、北海道の建設業界でも人手不足という問題あります。そのため、できるだけ人手や手間がかからずに使えるもの、つまり施工性がよい製品を提案していくということを意識していますが、そうした観点で弊社の製品を喜んでもらえるときは特に、地域社会に貢献できている実感があって、嬉しいです。

取り組んでいる課題と役割

この会社のすべてと
関わりを持っていたい
私は学生時代に土木を専攻していたため、入社時は東京支社の東京土木部に配属になり、土木系の製品の営業をしていました。その後、福井本社に異動になり、福井で7年間働いたのですが、そのころはずっと技術系の部署にいました。つまり自分は、製品を開発する側に長くいたのですが、開発を続ける中でだんだんと、自分の開発した製品を、自分で販売してみたいと思うようになりました。加えて、自分が担当していない製品にも関わりたい、また、自分の所属する部以外も、全部の部署の人と関わりたい、という思いも強くなっていったため、それが可能である営業の道へと、自ら選択して進むことにしました。そうして、営業として東京に戻り、その後、大阪支店を経て、2018年から札幌支店に勤務しています。

営業に戻ってすでに十数年が経ちますが、いまも、この会社のすべてと関わっていたいという気持ちは変わっていません。その一方、長く営業を続けるほどに、営業が、技術についてしっかりした知識を持っておくことの重要さを痛感します。前田工繊の強みの一つは技術営業だからです。自分の支店の営業のメンバーにも、その点は当然のことと考えておくようにと指導しています。

今後の目標・挑戦

みなで力を出し合えば、
きっとできる
そうした点を伝えることを含めて、人材育成は大切な仕事です。それは支店長の私だけでなく、部下を持つものがみな意識すべきことだと考えています。そのためにも、世代や立場が違う者同士がしっかりと日々コミュニケーションを取り、サポートし合えることが重要であり、私は、支店の中にそのような雰囲気を作ることを意識しながら、一人ひとりと接するようにしています。

若いころ私は「自分にこの仕事ができるのか」と不安になることが多かったのですが、会社の中で働いていると、だんだんと物事を組織の力で捉えられるようになっていきました。いろんなスキルを持った人が会社にはいるのだから、どんなことも、互いに力を出し合いながらやっていけば、きっとできるはずだと思えるようになったのです。今後ますます、この支店の中にも、サポートし合い、ともに考えていくという風土を育てていきたいと思っています。
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