営業と研究開発の
両方に携わる中で
見えてきたこと

Y.Tさん

入社年2015年
勤務地福井本社
所属水環境保全推進部 河川グループ
※掲載内容は取材当時(2023年12月)のものです。

私の仕事

営業から研究開発までを
幅広く担う
私が所属する水環境保全推進部は、河川や海岸の補強や補修などに有用な製品・技術について、研究開発から営業まで幅広い業務を担っています。新製品・技術の研究開発では、社内での研究開発に限らず、外部の研究所や大学などと共同研究を行うこともあります。一方、営業では、当社の製品を広くお客様に使ってもらうために営業活動も行っています。

私は、どちらかといえば営業に軸足があり、全国の営業店が河川海洋資材を販売するための技術的サポートを行っています。私は、以前に営業店で勤務していたこともあり、そのときの経験がいまの仕事の基礎となっています。やるべきことは多岐にわたり忙しいですが、災害が各地で頻発するいま、社会の役に立てるという点で大きなやりがいを感じながら毎日仕事に取り組んでいます。

取り組んでいる課題と役割

「繊維」と「災害」を
キーワードに
私は学生時代、繊維の分野を専門に学んでいました。具体的には、合成繊維の一種であるポリエステルについての研究をしていました。その一方で、東日本大震災をはじめとして、災害の脅威を実感する機会が増える中で災害への関心も強まり、進路の選択においては「繊維」と「災害」をキーワードに考えるようになりました。そうした中で前田工繊のことを知りました。入社3カ月後には富山営業所に配属となり、その翌年に福井本社の水環境保全推進部へ。そして同部で4年半を過ごしたのちに、福岡支店へ異動になり、水環境に関連する製品の営業を2年担当しました。そののち2023年に、再び水環境保全推進部へ戻ることになり、現在に至ります。

私たちは災害時に必要な製品を多く扱っているため、災害が起きたときにいかに迅速に対応して、お客様の要求に応えられるかが重要です。たとえば、ツートンバッグ、ボトルユニットは、河川の護岸が被災した場所に置くことで被災の進行を抑えられることが出来ます。そうした製品が、災害時には同時に何カ所もの場所から求められることがあり、営業店や製造部とも連携してできる限り迅速に手配できるように尽力しています。また、そうした時にスムーズに連携するためには、日常的にコミュニケーションが取れているかも重要になってきますが、この会社は横とのつながりも強く、日ごろから情報を共有しやすい雰囲気があるのはいいなと感じています。

やりがいを感じるとき

「ありがとう」が
モチベーションになる
求められることは多く、時に困難も伴いますが、それでも、うまく対応することが出来てお客様に「ありがとう」とお礼を言われるときはとても嬉しいです。それがこの仕事をやっていく上での大きなモチベーションとなると同時に、いかに自分たちの仕事が社会にとって重要であるのかも実感します。

営業を通して現場を知り、お客様と直接やりとりすることは、研究開発をする上でも有用です。一方、直接研究開発に関わることは、製品・技術への理解を深めることにつながっていると感じます。これからも営業と研究開発の両方に携わることを通じて、自分の技術力を高め、お客様や同僚にいま以上に頼られる存在になっていきたいと思っています。
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